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【千と千尋の神隠し】神様一覧!名前・種類や由来の解説&お風呂のロケ地紹介

神様絵のお祈りの方角

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「千と千尋の神隠し」に登場する神様の一覧です。

キャラクターの名前・種類やその由来についてまとめました。

作品内で登場する八百万の神様とは、一体どんな方たちなのでしょうか。

また、「千と千尋の神隠し」作品内で見られる油屋内の“神様たちのお風呂”についても、モデルとなった場所を紹介していきます。

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【千と千尋の神隠し】とは

2001年(平成13年)7月20日に日本公開された、宮崎駿さん原作・脚本・監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画です。


音楽はアーティストの久石譲さん。特に主題歌&エンディング音楽の「いつも何度でも」は長らく人々に愛されています。


興行収入316億円、観客動員数2350万人、日本国内の映画興行成績歴代2位を記録する大ヒット作です。


これは2020年の劇場版『鬼滅の刃』無限列車編が記録更新するまでの19年間、破られる事の無かった記録です。


この作品は外国語版にも訳され、多くの国と地域で上映されました。そして世界中の多くのファンを魅了しました。

【千と千尋の神隠し】神様とは

『千と千尋の神隠し』にはさまざまな神様たちが登場します。

この 千と千尋の神隠しの作品内では、湯婆婆の「八百万の神様が疲れを癒しに来るお湯屋なんだよ。」というセリフにあるように、日常で疲れた神様たちが癒やしを求め油屋に集います。

この、八百万の意味ですが「八百」も「万」もその数字からわかるように種類が非常に多いことを意味します。

なので「八百万の神様」とは「数多くの、ありとあらゆる神様」を指します。

なぜ神様が多くいるのかというと、その考えは自然界を敬う気持ちを基盤に、山・海・家など様々な場所に神様が宿るという考えに由来しています。

また「八百万の神様」は元々亡くなった生き物の魂から神様となったと考えられており、姿形や由来は神様によりけりです。

千と千尋の神隠し内では、この八百万の神様が、ストーリーの中に登場するメインの神様となります。

【千と千尋の神隠し】神様一覧

千と千尋の神隠しで登場する「八百万の神様」について紹介していきます。

牛鬼

牛鬼は大きな頭と角をもち、はみ出した牙が特徴的な鬼で、 千と千尋の神隠し内では神様の一人。

モデルは西日本の民俗、伝承である牛鬼に由来しています。

牛鬼はその名の通り、牛の頭と鬼の胴体を持つ妖怪です。

森林や水辺などに出現し、人間を食い殺すほどどう猛な性格な持ち主です。

千と千尋の神隠し内では、上の画像のようにかわいらしいキャラクターとして書かれており、どう猛な性格を見せるシーンは一切ありません。

浴衣を着て油屋内を歩くシーンもあり、ファンからは人気キャラクターベスト5に入るほどの人気ぶりです。

オオトリ様

大きなひよこの姿をしたオオトリ様。

彼らは卵から生まれることが出来なかったり、ニワトリに成長することが出来なかったヒヨコたちの神様です。

タオルを頭の上にのせたり、一緒に大勢で一つのお風呂に入る姿がとてもかわいらしい神様ですね。

おしら様

おしら様は、大根の神様。

だから体が白いのですね。

東北地方では、 蚕・農業・馬の神様とし 同名の神様が信仰されています。

そんな大根の神様おしら様には少し悲しいエピソードがあります。

とある農家の娘が一頭の雄馬に恋に落ちたところ、怒った父親がその馬を亡き者としてしまいます。

そしてショックを受けた娘も亡くなってしまい、その娘の魂がおしら様となったのです。

千と千尋の神隠し内では、仕事をもらう交渉をするためにエレベーターで湯婆婆のところへ向かう際、千尋が自分の存在があやうく見つかりそうになったときに、姿を隠し無事湯馬場の元へたどり着けるよう手助けしてくれた優しい神様でしたね。

ふくよかで白い体に、赤いふんどしとお椀が特徴的な神様です。

春日様

https://twitter.com/musics0123/status/1351483053349228545

春日様は、上の画像のように宮司さんのような格好をした神様です。

宙に浮きながら移動し、移動は基本的に集まって船に乗ってやってきて、油屋へと向かいます。

千と千尋の神隠し内では、ときどきお面だけの姿で移動しているシーンもありましたね。

春日様のこのお面は、「雑面」といわれるもので、白い厚紙に目・鼻・口を墨で書いたものに、目の部分だけ三角形に切り抜いたもののことです。

春日様は春日大社の祭神・春日神がモデルとなっており、このお面は実際に春日大社の舞でも使用されているものです。

オクサレ様

オクサレ様は、全身がゴミとヘドロに包まれており、ご飯を腐らしてしまうほどの悪臭を放っている神様です。

千と千尋の神隠し内では、千尋はこの神様のお世話を他の油屋の従業員から押しつけられ担当することになってしまった際、オクサレ様の背中にトゲがあることに気づきます。

そのトゲを抜くとオクサレ様から大量のヘドロやごみが吹き出し、すっかり綺麗な姿に戻ったオクサレ様は「よきかな。」と言葉を残し、油屋から帰って行かれました。

そして千尋の手の中に、謎の灰色の団子を残していきます。

そのオクサレ様の正体は、実は神様であり「名のある河の主」だったのです。

綺麗になった後に、その長く白い体で流れるように空へと去って行く姿はまさに龍のようで神様そのものでしたね。

オクサレ様はもともと河の神様でしたが、人々が河に捨てたゴミや汚してしまった水のせいで、このような姿になってしまいました。

オクサレ様の体から出てきた、廃棄物の中に自転車などのゴミが描かれていたのは、そういう意味が込められていたのですね。

ニギハヤミコハクヌシ(ハク)

https://twitter.com/aux71011634/status/1428713235146891277

ニギハヤミコハクヌシ(饒速水小白主)はハクの本当の姿。

実は彼も神様だったのです。

千と千尋の神隠し内では、 湯婆婆の弟子であり、「琥珀川」の神様です。

ハクは湯婆婆の弟子になった際に、 湯婆婆から思い通りに操るための虫を忍び込まされ、名前を奪われたせいで、すっかり本来の姿を失ってしまっていました。

千と千尋の神隠しの世界では、 湯婆婆が名前を奪うことで支配し、自分の名前が思い出せない者は元の世界に帰れないため、ハクもこの世界にとどまることに。

しかし千尋は幼少の頃、「琥珀川」という川に落ちたとき、ハクが助けてくれたことを思い出します。

それがきっかけでハクは自分の名前を取り戻します。

続きは書かれていませんが、 千と千尋の神隠しの最後のあたりで「わたしも元の世界に戻るよ」というセリフがありましたね。

オクサレ様が残していったあの謎の灰色のだんご「苦団子」が、ハクを操っていた魔法から解き放つのに役だったシーンが印象的でしたね。

同じ「河の神様」と言うことで何かつながりがあるのでしょうか。

カオナシ

https://twitter.com/kainokainokaino/status/1350196213723746304

カオナシも実は神様の一人です。

油屋で人を飲んで肥大化し、大暴れした迷惑な客として、中盤辺りで描かれていましたね。

「カオナシって神様だったの?」と疑問の声が上がりそうですが、神様なんです。

この名前の意味ですが、「カオ」とは資格を意味し、「カオナシ」=「資格がない」という意味なので、油屋を訪れる資格のない神様ということです。

自分には、神様だけど油屋に入る資格がないため、雨の中ずっと外でたたずんでいたわけですね。

そこを千尋がうっかり招き入れてしまったため、後々の騒動になってしまうのですが。

最後は落ち着いて終わるのでよかったです。

カオナシは走ったり、泳いだり、編み物したりと意外と万能な神様なんですけどね。資格はなかったみたいです。

【千と千尋の神隠し】神様たちのお風呂

千と千尋の神隠しの神様たちが集うお風呂について紹介していきます。

※現在はコロナのため、宿泊について気になる方は事前の問い合わせをされることをお勧めします。

千と千尋の神隠しの神様たちの集う油屋への入り口”赤色の橋”「積善館 本館」

千と千尋の神隠しの神様たちのお風呂一つ目は、群馬県の四万温泉を代表する、老舗旅館「積善館」。

こちらは、”湯治棟の本館”と”宿泊棟の山荘”( 登録文化財に指定)、高級宿”佳松亭”の3棟からなり、内湯と露天風呂も完備されています。

本館前には朱塗りの橋が架かっており、 お風呂だけでなく千と千尋の神隠しの世界をも味わえます。

夜には宿とともに橋もライトアップされ、とても美しく、特にこの赤い橋から見る景色は『千と千尋の神隠し』そのもの。

浴室棟は 千と千尋の神隠し内の女中部屋と酷似。

千と千尋の神隠しの神様たちが集う油屋のモデルと言われている「元祖油屋」

千と千尋の神隠しの神様たちのお風呂二つ目は、 湯原温泉の元禄旅籠です。

JR岡山駅から路線バスで約2時間半のところにあります。

湯原温泉にある温泉旅館・油屋は、その名の通り千と千尋の神隠しに出てくる油屋のモデルとなった宿の1つです。

その昔、旅人に行灯の油を提供していたことから油屋という屋号になりました。

元禄時代から続く、自然豊かで趣のある宿で、 こちらも千と千尋の神隠しの神様たちのお風呂を味わえます。

夜にはライトアップされてジブリの世界感そのものになります。

千と千尋の神隠しの神様たちが集う油屋の世界へ!「金具屋」

千と千尋の神隠しの神様たちのお風呂三つ目は、 長野県・北信州の名湯である、渋川温泉を代表する老舗旅館「金具温泉」。

3つの大浴場と5つの貸切風呂からなり、源泉100%かけ流しの湯を楽しむことができます。

昭和初期に建てられたこちらの温泉は、登録有形文化財に指定されており、当時のまま残されているのが魅力の一つです。

『千と千尋の神隠し』のモデルだと言われている宿泊棟の「斉月楼」は実際に宿泊することも可能です。

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