留学するにあたって、現地の生活で必要不可欠なのがお金です。
留学を検討されている方の中で、現地でお金をどうしようか悩んでいる方もみえるかもしれません。
イギリスはカード社会で、コロナ以前から既にキャッシュレス化が進んでおり、現金を使う機会は少ないのではないかと思います。
またイギリスの流通貨幣は英ポンドですが、地域によって異なるところもあります。
今回は留学生におすすめのカードと地域で異なる通貨について紹介します。
現地での主な支払い方法

以下の4つが留学生にとってはメジャーです。
①現金
②デビットカード
③クレジットカード
④プリペイドカード
現金
現金を両替する、一番メジャーな方法です。
街中やショッピングセンターの中など、両替所は至る所にあり、見つけるのは比較的簡単です。ただ手数料が高く紙幣のみの両替になります。
いざという場合に備え、手元に多少は用意しておくと良いですが、イギリスはスリも多くあまり多額の現金を持ち歩くことはおすすめではありません。
また、わたしは両替後しばらく現金を使わない間に、貨幣のデザイン変更があり、日本では変更後も同じように受け取ってもらえますが、イギリスの場合受け取ってもらえないことも多く、銀行での変換を要求されました。
現在はコロナの影響もあり、現金支払いができる場所は少ないです。
デビットカード
デビットカードは、クレジットカードのように、カードだけで買い物ができます。
クレジットカードとの違いは、自分の銀行口座とつながっており、支払い時点で自分の銀行口座にある預金額から直接の支払いになります。
また海外でも、VISAもしくはPLUSマークのあるATMで自分の銀行口座から現地通貨で現金の引き下ろしができます。
万が一悪用された場合も口座内の預金額以上に利用されることはありません。
イギリスでは一番このデビットカードを使う人が多いのではないかと思います。おすすめはビザ、もしくはマスターカードです。
わたしは三菱UFJ銀行のデビットカードを作って持っていきました。
2020年5月から年会費が無料になったので、お得に利用できるかと思います。
※ただし利用には手数料がかかり、引き出しの際の上限金額は1日で(日本時間0~24時の間)最大10万円までとなっています。(2020年5月7日現在)
緊急時は海外からかけられる問い合わせ先電話番号もあります。
三菱UFJ銀行VISAデビット
クレジットカード
デビットカードと同じように、カード決済が可能です。
デビットカードと異なり、カード発行時に収入の審査などがあることを踏まえ、就労されている方はご退職前に作っておかれると良いかと思います。おすすめはビザ、もしくはマスターカードです。
ちなみにこのクレジットカードでも、現地通貨を引き出すことができます。
ただ、私は最初デビットカードの引き出しと混同してしまったのですが、クレジットカードで現地通貨を引き出すキャッシングは、借金同様なので期日までに返済しなければなりません。
プリペイドカード
こちらも、デビットカードとしてショッピングと現地通貨の引き出し両方が可能です。
留学先で海外旅行の際も、旅行先の国で指定のATMから24時間現地通貨を引き出すことが可能です。
ただしプリペイド専用口座にチャージした分だけ使えるので、ATMなど日本からチャージを希望の場合は、お願いできる人がいないとチャージ分を使い切った後利用できなくなってしまうので注意が必要です。
キャッシュパスポート (マスターカードデビットとして利用可能)
Money T global (ビザデビットとして利用可能)
実は英ポンドだけじゃないイギリス紙幣

実は同じイギリス国内でも、スコットランドだけ紙幣が違うんです。
紙幣のデザインは銀行により異なり3種類あります(硬貨は同じ)。
私は最初これを知らず、エディンバラへ旅行に行った時現金を引き出したところ、見たこともない紙幣が出てきたので唖然としました。
そしてこのスコットランド紙幣はイギリス全土で使えることにはなっていますが、イングランドでは認知度が低く受け取ってもらえない店が多いのが現状です。
またイギリス国外では、流通貨幣と認められていないためスコットランド紙幣は両替することができません。(イギリス国内で英ポンドへの両替は可能)
しかしスコットランド内では通常の英ポンドは使うことができるので、スコットランド地方へ旅行を検討されている方は旅行前に英ポンドを準備されるか、カードを利用されるといいと思います。
さいごに
最近はコロナの影響で、支払いはカード利用のみというところが増えてきていますが、いずれにせよ何かしらカードの準備は必要かと思います。
私は現金、デビットカードとクレジットカードを持っていきました。
また、今考えると紙幣の異なるスコットランドでもカードを使えば、後々残った紙幣の心配もなく簡単でした。
スコットランド地方へ行かれる予定がある方は、ご注意を。