イギリスに来てから難関のひとつがこの仕事探しだと思います。
今回の記事では、求人探しのメジャーな方法を4つ紹介しています。
気に入った求人が見つかれば、すぐに応募するようにしましょう。
応募しても書類落ちの場合、返事が来ないことがほとんどなので、いつまで待てば良いかわからず苦しい時期もありました。
今回はイギリスでの就職活動について応募から採用まで、わたしの体験を交えて紹介していきます。
目次
準備する物
CVとカバーレター
イギリスでは、仕事の応募に際してにCVとカバーレターの二つが必要になります。
CVは日本の履歴書に当たるものですが、日本の履歴書のように形式が決まっているわけではなくレイアウトなど自分で決めて作ります。カバーレターは、簡単に自分の経験や志望動機などを簡潔にまとめたものです。
CVとカバーレターは日本にいるうちに用意し、できるだけ準備を始めておくとスムーズです。
応募する職種に目をつけて、自分の強みや志望動機をおおかた決めておくといいです。
日本では履歴書の職歴欄に職務内容を詳しく書きませんが、CVでは会社名の下に職務内容を2,3行箇条書きで付け加えると更にアピールできるのでおすすめです。
CVもカバーレターと同様、職種に合わせてアピール内容を変えると書類審査に通りやすくなりました。
わたしは様々な職種に応募し、そのたびCVとカバーレターを作成していたため膨大な時間と労力を費やしてしまいました。同じ職種を狙った方がカバーレターの使い回しが利くので効率が良かったです。
面接用の服
イギリスでも面接ではフォーマルな服装が一般的です。
わたしは就職活動の時に使った黒いリクルートスーツ一式を持って行きました。ですが、わたしのような上下真っ黒スーツな人はいませんでした。
色やデザインは人それぞれで、カラースーツの方もみえましたし、スーツでなくてもフォーマルなジャケットとパンツの方もみえました。
職種によってはスーツは必要ないかもしれませんが、現地で体に合うサイズをすぐに見つけるのは大変なので、渡航前にご自身のフォーマルな服装を一式決めて持って行かれると良いかと思います。
求人に応募する

求人の探し方について以下の4つです。
①インターネットで自分で求人を見つけて応募する
②エージェントに登録して仕事を紹介してもらい、応募する
③店頭に直接出向いて交渉
④知人からの紹介(コネクション)
インターネットで自分で求人を見つけて応募する
興味のある求人を見つけたら、できるだけすぐ積極的に応募してください。わたしは初めての海外就職で躊躇してしまい、最初の内はチャンスを逃してしまいました。
掲載後数日で締め切るところはわりと多く、日本と違い締め切り日を明記するところはほとんどないです。
MixBの特にエージェントが掲載している求人ですが、CVやカバーレターをご準備される前に、まだ募集中か先に問い合わせた方がいいです。
わたしは時間をかけて必要書類をすべて作成し送付したら、その日に掲載された求人にもかかわらず採用が既に終了していたり、記載のない条件(同業他社での経験や資格など)がほかにもあったため断られたりと、結局時間を無駄にしてしまいました。
Indeedは求人によりますが、現地の人を対象とした求人が多いです。ライバルにイギリス人が多いため、個人的にMixBより難易度は高めに感じました。
エージェントに登録して仕事を紹介してもらい、応募する
無料でエージェントに個人情報とCVを登録し、条件に合うものがあれば電話やメールで紹介が来ます。またご自身でも募集中の求人を見ることができます。登録後に希望の詳細を聞くために電話してくれるところもありました。
書類添削や面接練習などメリットはありますが、デメリットもあります。基本的に求職者に就職してもらうのがエージェントの仕事なので、良いところを強く押してきます。そして例えよくない仕事であっても、合格したら断ることが難しいです。
わたしは求職時、フルタイムでビザ満了まで二年弱の間働けると勧められた小売店の販売職に応募しました。ところが面接で待遇面の説明で、4ヶ月契約のパートタイムで、その後の契約継続はお客さんの量次第と言われました。
ときどきエージェント側と採用企業側での連携が不十分なことがあります。イギリスでは面接時に待遇面を聞くのはタブーではありません。気になる点はしっかり確認した方がいいです。
面接の最後に採用と言われましたが、腑に落ちない気分で結局お断りしました。しかし担当の方から何度も不在着信やメール連絡があり、なかなか辞退させてもらえませんでした。
店頭に直接出向いて交渉
こちらは、CVとカバーレターを持って直接店舗に出向く方法です。カフェやレストランなどでよくとられる方法です。
日本では事前予約もない直接の訪問は失礼に当たることもありますが、イギリスでは店頭に求人広告がなくても直接求職に行って問題ないです。
逆にインターネット上での募集だと、イギリス人を含むたくさんの応募者の中からまず書類選考を通過しなければならないので、よりハードルが上がってしまいます。
その分こちらだと、最初から書類選考なしで直接会ってもらえるので、採用のチャンスがぐっと上がります。
そのときに人手が足りていれば断られますし、運が良ければそのまま面接もしくは後日面接となることもあります。
知人からの紹介(コネクション)
日本でコネ、と聞くとあまり良いイメージがないかもしれません。ですがイギリスでは知り合いを通して紹介してもらう、というのは最も信頼できる方法の一つだそうです。
人との御縁で仕事が決まるのも珍しくありません。わたしも、知人のアルバイト先のマネージャーが「だれか仕事を探してる人いない?」と人手を探していたそうで、わたしに仕事を紹介してくれたことがありました。
さいごに
イギリスでは応募しても返事がなかったり、遅かったりすることは日常茶飯事なので、返事がなくても気にせずとにかく応募することが大切です。わたしも最長で応募後8ヶ月後に返信が来たこともあります。
待たずに気になる求人があれば積極的に応募することをおすすめします。逆に先方が関心があれば、数時間で返信が来ることもあります。
また自分の経験を通して感じたのは、いかに書類選考を通過するのが難しいか、ということです。そこが店頭に直接出向いたり、知り合いに紹介してもらえる利点です。
そして面接時には、質問をし不安点をクリアにすることも大事です。契約期間や最低賃金以上かなど確認が必要です。
安心して働ける環境が見つかるといいですね。